Napoli Capri旅の絵をもとに随想しています。 本日はカプリです。ナポリ(Napoli)-メルジェリーナ港(Mergellina)から水中翼船1時間の行程です。 (最下欄に青の洞窟の絵を2/8追加しました。) 面積は、約10平方kmです。 長さ(東西)--6.7km、幅(南北)--西側が2.7km、東側が1.2km。 Capliとは、イタリア語で”猪”を意味しますが、昔、猪が生息していたとか。この島の形が猪に似ていなくともないですが。 レモンの花の香りと南国の緑につつまれた島です。 紺碧のナポリ湾に浮ぶ美しい小島カプリ島(Capri)は冬でも平均は10度。夏の平均は25度。 植物は温帯的なものが多いです。オリーブ、レモン、オレンジの産地。因みにリモンチェッロ・ディ・カプリ(Limoncello di Capri)はカプリで取れるレモンを使ったリキュールです。 海の色は”クリスタル・ガラス”のように透明です。 上の絵は、マリーナ・グランデ港(Marina Grande)から東側Villa Jovisの丘 を望んだものです。 下の絵は、マリーナ・グランデ港(Marina Grande)から西側の青の洞窟方向の絶壁 を望んだものです。石灰岩でできた島の岩肌は白く、絶壁が続き多くの景勝地があります。 Capri島は、ギリシャ人の植民地として拓かれ、これをローマ人が受け継ぎました。 古代ローマ時代からアウグストゥス帝、ティベリウス帝などがたびたび訪れています。歴代の皇帝がこぞって別荘地としました。 さて、観光の目玉は、下の絵の先、マリーナ・グランデ港(Marina Grande)からは3kmの地点にある、青の洞窟(Grantta Azurra)です。 港から、中型のモータボートで洞窟前に向かいます。 あまりにも小さな穴が洞窟として開いているだけですので、小舟に乗り換え、すり抜けるようにして洞窟の中に入ります。波が高い場合は、無線で知らせますので港から船がでません。 この確率は年間12%ほど、45日くらいでしょうか。3日滞在しても入れない場合もあります。冬場の荒れた海では確率が低く、平穏な夏の海では確率が高いです。 1隻あたりに5,6人を乗せた小さなボートで狭い入り口を抜けて洞窟内に入ります。 狭い洞窟の入り口から入るかすかな太陽光が乱反射して、深さ20mほどの洞内は、海水全体を青く光らせ、神秘的です。 洞内(長さ約75m、幅約20m、高さは約10m)は真っ暗ですが、海だけが20mの深さから、きらきらと、青く輝くさまは筆舌尽くしがたいものです。 小舟の漕ぎ手は、"サンタ・ルチア(Santa Lucia)"や"帰れソレント(Torna a Sorrento)"などのカンツォーネを歌いながら、洞内を1周します。チップを弾めば2,3周よけいに回ってくれるという話です。 青の洞窟(Grantta Azurra)のイメージ図を描いてみました。 鎖が入り口に付いていて、船頭がこれをたぐりながら中に入ります。乗客は船に伏せます。命がけでしょうか? ジャンル別一覧
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